キャンプに行く機会も多くなり、そこで燻製を作っているのを見て自分も作ってみたいなーと思っていました。
普通のゆでたまごやチーズ、ささみなどが、スモークウッドのスモーキーな香りで絶品料理に。
amazonなどを見ると安い金属製燻製器も売っていますのでそれを買っても良かったのですが、手作りの燻製器で作った燻製をつまみに酒が飲めたら最高だろうなと思い、木製の燻製器を作ってみました。
今回は、できる限り材料にお金をかけないように材料費3,000円を目標にしてみました。
目次
まず材料
桐の集成材 1820×250×13mm 1,528円 1枚
以前にダイソーで見つけたパイン材を使おうと思っていたのですが、残念ながら今は取り扱っていないようで、仕方ないので近くのホームセンター(ホーマック)で桐の集成材を買ってきました。
パイン集成材と同じく加工しやすいのでおすすめです。
ラワンカットベニヤ 約450×300×4mm 259円 1枚
桐の集成材のサイズが足りなかったので、背面をベニヤにしました。これもホーマックで購入。
角棒 13×13mm角 16本
箱内側の補強用と網を乗せる部分に使います。
手持ちの端材に13mm厚のラワン材がありましたので、ノコギリで割いて作りました。
ダイソーなどでも使えそうな角材が安く売っていますので、それを利用しても良いと思います。
焼き網 27×20.5×6cm 440円 4枚
ダイソーで買ったのですが、丁度良いサイズが無かったので両端を曲げて使いました。
この焼き網、スタンドが付いているのですが、今回は不要なので外しています。
金属トレイ 廃品利用 1個
スモークウッドを載せておく金属容器になります。
今回は手持ちの金属トレイを使いましたが、ダイソーなどにも小さめの金属トレイは売っていると思います。
ちなみに使ったトレイは、元々ファスナー付きCDケースの表蓋です。(廃品利用)
木の上に直に置くのは心配なので、ネジで足を付けてみました。
固定金具 110円 1個
表蓋を固定する金具になります。
セリアでアンティーク調で良い感じの留め具がありましたのでそれを使いました。ネジ4本付きです。
蝶番 110円 1セット
これもセリアで売っていた蝶番(6個入り)を使いました。ネジ付き。
上記の固定金具と同じシリーズのようです。
今回は蝶番3個使いました。
ステンレス丸型レジスター 1個
スモークウッドを燃焼させるための空気量を調整するためのものです。
以前にアリエクで買ったものが有ったので、これを使いました。
amazonなどでも同様の物が売っています。
温度計 330円 1個
燻製器の中の温度を測るための温度計です。
ダイソーで燻製器用の温度計が売っていたのでこれを使いました。
水性ニス 110円 1個
ダイソーに良いのが無かったので、セリアでメープル色のニスを買いました。色はお好みで。
仮釘 数本
今回、木工用ボンドで固定しましたが、乾くまでの仮固定用に仮釘を使いました。
家に有ったものを使用。
ちなみに、仮釘は抜かずに頭をカットしました。
木工用ボンド(白ボンド)
釘やねじだけの固定でも良いと思いますが、あまり釘やねじの頭を出したくなかったので木工用ボンドで固定しました。
ボンドは家に有ったものを使用。
最近の木工用ボンドは問題無いと思いますが、人体に有害な物質が入っていないか確認したほうが良いかもしれません。
コルクシール 110円 1個
ダイソーでゴム足として使えそうなものを探したのですが、良いのが見つかりませんでしたで、コルクシールを数枚重ねて足にすることにしました。
ホームセンターには良い感じのゴム足が売っていると思います。
ちなみに、燻製器の底面からスモークウッド燃焼用の空気を入れるので足は必ず必要です。または、何かを挟んで底を浮かせても良いです。
使った工具
丸鋸(スライド丸鋸)またはノコギリ
家にあるスライド丸のこを使いましたが、テーブルソーや丸鋸、手のこでも良いと思います。
ホームセンターで木材のカットサービスがある場合は、それを利用しても良いかもしれません。
電動ドリル+ドリルビット
底に空気取り入れ用の穴をあけるために使います。
ダイソーに、差し替えドライバーセットの先にドリルビットを付けることで穴あけが可能なものが売られているようです。
何カ所も空けるのでちょっと大変ですがそれでも可能だと思います。
自在錐+ドリル、またはジグソー
天板に丸穴を空けるための工具です。
家にある自在錐+ドリルを使いましたが、ジグソーでも良いと思います。
もしかするとホームセンターのカットサービスで丸穴も空けられるかもしれません。
F型クランプ
ボンド接着時に使用しました。
無くても可能だと思いますが、長めのクランプが2~4本有ると作業しやすいと思います。
金づち
釘を使う場合は金づちが必要です。
塗装用の刷毛
水性ニスを塗るために使います。
製作手順
図面作成
準備中
木材カット・穴あけ
設計図を基に板をカットします。
天板にレジスター用の丸穴と温度計用の穴、底面に空気取り入れ穴も空けます。
写真では角材が5本しか写っていませんが、計16本使います。
接着組立
各板を木工用ボンドで接着していきます。
仮釘やF型クランプで固定すると作業しやすいと思います。
板と板の間の角には、補強用の角材を接着します。
トナー転写(ロゴ入れ)
当初、塗装だけを考えていたのですが、木材に文字やロゴ入れをできる事を知って初挑戦してみました。
塗装
箱の外側のみ水性ニスで塗装します。
布などでも塗れると思いますが、面積が広いので刷毛が良いと思います。
もし、垂れた時はスポンジを使って拭うと綺麗に拭き取れます。
もう少し明るめの色が良かったかなとも思いましたが、アンティーク調で良い感じになりました。
表蓋取り付け
まず、丁番を3つ取り付けます。
そして、固定用の金具を取り付けます。
レジスター、温度計、足の取り付け
天板にレジスターをネジで取り付け、温度計を差し込みます。
底面には足の代わりになるコルクシートを貼り付けます。3枚ずつ計12枚使いました。
完成
中に金皿と網を入れて完成です。
まとめ
自作だから、まあ燻製ができれば見た目はそこそこでいいかなと思っていましたが、思っていた以上の出来栄えで満足です。
網を4枚入れられるようにしましたので、コンパクトなサイズながら大容量です。
材料予算3,000円を目標にしましたが、何とか予算内に収まりました(2,997円)
- 桐の集成材 1,528円×1
- ラワンカットベニヤ 259円×1
- 角棒 0円(家に有ったもの使用)
- 焼き網 110円×4
- 金属トレイ 0円(廃品利用)
- 固定金具 110円×1
- 蝶番 110円×1
- レジスター 0円(家に有ったもの使用)
- 温度計 330円×1
- 水性ニス 110円×1
- コルクシール 110円×1
箱だけでは手作り感が出てしまいますが、表蓋のロゴと水性ニスによる塗装でちょっとおしゃれな感じに仕上がっていると思います。
トナー転写はおすすめです!
今回製作にあたり、こちらを参考にさせていただきました。
オリジナルの自作燻製器で燻製作りを楽しんでください。